2024.12.27 お知らせ その他

第24回全日本自動車整備技能競技大会出場報告

 11月30日(土)に、東京ビッグサイトにて第24回全日本自動車整備技能競技大会が開催されました。
静岡県代表として㈱第一オートクリニックより天野佑哉選手、阿部 駿丞選手が出場しました。
 今大会では全体的に前大会より平均得点が高く、レベルの高さが伺えました。結果、静岡県代表としては残念ながら入賞となりませんでしたが、無事種目を終えることができたことは、ひとえに選手の頑張りはもちろんのこと、支えて頂いた全ての方々のお陰です。 ご尽力いただきました全ての皆さまに感謝申し上げます。


選手コメント

天野 佑哉選手(㈱第一オートクリニック)

 自動車整備の専門学校を卒業したばかりで実務経験がほぼ無い私達がどこまでやれるかと、ずっと思いながら練習に励んでいました。正直かなり練習をしたので入賞は狙える位置にいると思っていましたが、結果として入賞は叶わず何が足りなかったのかと考えた時に、ベテランには無い詰めの甘さが減点に繋がったのかなと思います。悔しい気持ちが大きいですが自身のレベルアップに繋がる大会でした。
 また、 故障診断の面ではかなり成長したと思います。その中でも大事だと思ったのはコミュニケーションを取ることと無駄を無くすことだと思います。先輩達とコミュニケーションを取り、作業の進捗状況を共有することでミスを減らしたいです。また競技大会の練習の時に気づいた点は作業する際の行動に無駄が多く、作業、行動の無駄を無くすことで作業効率をあげていきたいと思いました。

阿部 駿丞選手(㈱第一オートクリニック)

 競技を通して全体的に選手のレベルが高かったと感じました。私達は今までの練習の成果を発揮できたと感じており、全ての作業が練習通り上手くいったと手ごたえを感じたのですが、思ったような結果にはならず、他の出場選手たちが更に一枚上手であったと感じました。悔しかったです。次回出来ればリベンジしたいと思っています。今後今回の経験を生かし確実にスピーディーに点検作業をこなせるようにしたいと思いました。

【監督コメント】 (一社)静岡県自動車整備振興会 西部支所 園山

 静岡県代表の天野選手と阿部選手の二人は、大会史上最年少での優勝を目指し、その為の努力を惜しまない真直ぐな若者でした。

 実際の車両での訓練を始める事が出来たのは大会本番の約7週間前と、時間的制約がある中で、第一オートクリニックの皆様が協力し、二人の為に合計21日間の練習時間を作って頂けたのが、感謝と共にとても印象的でした。また、選手二人も自身を送り出してくれた仲間たちの思いに応えるべく、振興会が用意した合計250パターンを超える想定問題を習得して本番に臨み、半年前まで学生であったにも拘わらず実車競技において静岡県代表としては史上4チーム目の6問全設定クリアをする健闘を見せてくれました。
 表彰台こそ逃してしまいましたが、肩を落とす二人に「お前らカッコよかったぞ、胸張れっ!」と声をかける第一オートクリニックの仲間達を見て、2年後この二人が再び静岡県代表として戻って来る事が出来た時に備え、準備をしなければならないと強く感じました。
 こんなにも優秀な選手を我々に預けて頂き、本当にありがとうございました。